みなとや水産資源などの海洋工事を主とし、
山や道路、河川に農地まで、さまざまな工事に携わってきました。
それらにかける想い、まつわるエピソード、築いた豊かさをご紹介します。
港湾・漁港の建設工事を通じて、
創業から共に歩んできた漁業を
自然の脅威から守ってきました。
独自の技術を開発することで、
日本一豊かな北海道の水産資源を守り、
さらなる潤いをもたらしています。
想定されるリスクを未然に取り除き、
道民のライフラインを守りぬく。
西村組の仕事は、海洋工事だけではありません。
災害で失われた日常を取り戻し、
地域住民にとっての「安全」「安心」を生み出してきました。
水深200メートルまで調査可能な水中ロボ(RTVD-200MK Ⅱ EX)で、魚礁に魚が集まっているか、想定通りに育っているかどうかを調査しています。水中ロボは調査中の位置座標を把握できるほか、ライトが付いているため光が届かない場所での調査も可能です。近年は水中ドローンが普及していますが、潮の流れや大きな水深といった厳しい条件が重なる魚礁の調査を行うには、水中ロボのスペックが不可欠です。
近年、気候変動をはじめとするさまざまな理由で海岸侵食が進んでいます。その侵食範囲が海岸付近にある農地まで達しないように、侵食を防ぐための消波ブロックを100メートルほど沖に設置する工事を行っています。他にも、畑地の土壌改良や、畑の地盤の下に水路をつくって水捌けをよくする工事など、農業基盤を整えるための工事を数多く請け負っています。
海産物を船から陸に上げる際、カモメなどの鳥に襲われたり、フンを落とされることがあります。その被害を防止するために、漁港に屋根を設置する衛生管理施設の整備工事を行っています。他にも、町営団地や公民館、福祉施設といった公共施設の建設を請け負うこともあります。