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平成27年入社ながら河川で起きた災害からの復旧工事、サロマ湖の護岸、漁港整備など豊富な工事経験を持つ。最終面接で「なんだかおもしろそうだからです!」と志望動機を口にして内定を勝ち取ったのは有名な話。若さと直感的な性格を武器に数々の工事の成功に貢献しており、真鯉の法面工事でも「多くの人の生活がかかっている」と先頭に立ち、竣工に導いた。
平成27年入社ながら河川で起きた災害からの復旧工事、サロマ湖の護岸、漁港整備など豊富な工事経験を持つ。
最終面接で「なんだかおもしろそうだからです!」と志望動機を口にして内定を勝ち取ったのは有名な話。
若さと直感的な性格を武器に数々の工事の成功に貢献しており、
真鯉の法面工事でも「多くの人の生活がかかっている」と先頭に立ち、竣工に導いた。
知床半島に位置する斜里町ウトロ、その斜里町ウトロから観光スポットであるオシンコシンの滝までの幹線道路では、数年に一度、土砂崩れによる通行規制が発生していた。ウトロ住民が利用する病院、学校、スーパーといった生活に欠かせない施設はすべて斜里町にある。そのため通行規制が起きると多くのウトロ住民に不便を強いるだけでなく、命に危険が及ぶ可能性もあった。その対策として、平成25年に土砂崩れを防ぐための崩落防止工事がはじまった。
西村組が担当したのは最終年度の平成30年4月から。
海上工事と比べると崩落防止工事の実績が少ないため外部の作業員と連携しながら施工を行った。法面の掘削、型枠の嵌め込み......。主に現場の進行管理役として指揮をとり、慣れない崩落防止工事を進めたのだった。
海の寒さには慣れていても、山の寒さには苦しめられた。固まるよりも先に凍ってしまいそうで、十分な強度に達するまで時間がかかるコンクリート。山の斜面の凍結が要因で計画通りに進まない工程……。数えればキリがない不測の事態に見舞われた。それでも、みんなで打合せを行い、ありとあらゆる対策を講じた結果、無事に竣工を迎えることができた。
あれから土砂崩れは起きていない。ウトロ住民の生活の心配を取り除くことができた。また、この道路は全国2割のシェアをもつ斜里町の「鮭」の水産加工場への輸送ルートであることから、漁業関係者にとっての心配も取り除いたことになる。加えて、崩落防止工事のノウハウを手に入れた西村組は、工事の幅をさらに広げることができた。